久々に、娘とミュージアムに出かけました。
Bunkamuraで開催されている RAOUL DUFY 展。
これには絶対に娘を連れて行きたかった。
なぜなら、DUFYが「生きる喜び」を描く画家だったから。
軽快な筆のタッチと明るく優しいたくさんの色がキャンバスに散りばめられている。
この絵画展に足を運ぶまで、DUFYがテキスタイルのデザインをこれほど残していたとは知らなかった。
まだ漢字が読めない娘のために、絵の解説をしてあげながら、娘のこれから長い人生のなかで
たくさんの「生きる喜び」を感じて欲しいと思った。
娘のお気に入りの一枚。

「イェールの広場」
鳥がまるで会話をしているような楽しげな絵だ。
私の一枚は「トゥルーヴィルのポスター」

照明の効果もあるかもしれないが、実際の絵は、もっと明度も彩度も高い。
意外にも、デュフィの作品は日本国内に所蔵されているものも多かった。
しかし、やはり圧倒的にパリ。
近い将来、娘をパリに連れて行くと約束した。
家にはたくさんの画集があるが、本物を見なくては感動は味わえない。
娘がこの先、何に興味を持って、どんな道を歩んでいくか未知数だが、親の私ができることは、その選択肢を広げてあげること。
まずは、私が好きなことに巻き込んでみようと思う。
DUFY展は今週末まで。
ぜひ皆さんも、「生きる喜び」を再認識しに行ってください。

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今日も一日ハッピーでいられますように!
週末、娘を連れてラファエロ展に行ってきました。
日本でこれだけの作品を見ることはなかなかできないと思うので、もっとラファエロの世界にどっぷり浸りたかったのですが、娘は30分もすると、「早く行こう」攻撃をしかけてきて、ちっとも集中させてくれません。。
娘が興味を持った絵については、子供にも伝わるように
解説すると、そのストーリーは面白く感じるようで、
聞き入っていますが、ラファエロを楽しむには、
まだまだ時間がかかるのでしょう。
娘が気に入った一枚。

聖母マリアの慈愛に満ちた表情と、自分の母親を重ね合わせているのでは、との期待ははずれ、自宅の近くや駅などでラファエロ展のポスターをたびたび見かけたため、自分が知っている絵が美術館に展示されていたことが嬉しかったようです。
4才の娘と一緒では、ゆっくり芸術を鑑賞することはまだまだ無理だけど、たまにこうして自分の好きな絵を観たり、娘に素晴らしい作品を見る機会をつくってあげられたらいいな、と思います。
不忍池公園でついでにお花見を、と思ったら、思いのほか寒く、早々に引き上げたのですが、娘も私もやや風邪気味です。。
でも、桜の下で宴会をする人々の楽しそうな様子にご機嫌の娘。
春ってだけで、なんだか嬉しくなるのは大人も子供も同じみたいですね。
今日から4月。
気持ちよくスタート切れました。

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先日、渋谷区松涛の現場で仕事の後、ちょうど帰り道の
Bunkamuraでやっていた「巨匠たちの英国水彩画展」に立ち寄りました。
前から気になってはいたのですが、なかなか時間が見つけられず、終了間際にギリギリセーフです。
これまで、ターナーの水彩など、ほとんど見たことがなかったので、その点数の多さにけっこう驚きました。
もちろん油絵のほうが迫力はありますが、水彩の透明感、みずみずしさや、清々しさもなかなかよいものです。
もちろん、巨匠の作品ですから、その表現力はバツグン。

アンドリュー・ニコルの
「北アイルランドの海岸に咲くひなげしとダンルース城」。
透き通るような空の色、バランスよくちりばめられたひなげしの赤。水彩ならではの優しい印象です。

サミュエル・プラウトの
「ヴェネツィアの運河のカプリッチョ」。
カプリッチョというのは、画家が空想を働かせて描いた架空の風景のこと。
人々の日常的な風景が、賑やかな印象で描かれていますが、当時はもっと静かな街だったのかもしれません。。
英国では、当時、グランドツアーといって、貴族の子息たちがこぞってイタリアやスイスなどに遊学に赴き、画家を同行させて手軽に描ける水彩で風景や街並みを描写させたのだそうです。
この手のスケールの大きな英才(?)教育の話はヨーロッパでは事欠きませんね。
わずかな時間でしたが、素敵な息抜きの時間になりました。
12月9日まで開催しています。見逃している方、まだ間に合います!!

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「アート」三昧、読書三昧。
なんてハッピーなひととき。
連休に訪れた「中村キース・ヘリング美術館」。

美術館の建物までのアプローチが、とても印象的でした。
森の小道を歩き、赤い標識に導かれると、不思議なテントが。

まわりにはシーソーやガーデンテーブルがあり、娘はこの非日常に大喜び。

森の小道を抜けると、美術館のエントランスが見えてきます。

1980年代に、壁の落書きからはじまったキース・へリングの世界。
その独特の感性は、社会的なプロジェクトに参加するまでに指示されていきます。
31歳という若さでこの世を去った前衛的なアーティスト。
その生涯には、ちょっと興味をそそられます。

建築家・北川原温氏によるものです。
八ヶ岳の噴火によって削り取られた火口のイメージや縄文土器の紋様のイメージにもつながる、プリミティブな生命のエネルギーを抽象的に表現したそうです。
とても魅力的な美術館でした。

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清春白樺芸術村に去年オープンした「
光の美術館」。
建築家・安藤忠雄の設計によるものです。


自然光のみで絵画を鑑賞する美術館。
安藤建築らしいですね。

館内に差し込む柔らかい光は、芸術をより身近なものに感じさせてくれます。
常設で展示されているのは
「Antoni Clavé(アントニ・クラーベ)」。
スペインの作家です。

タイトルは、「赤い点 LE POINT ROUGE」。
クラーべは、この赤い点の位置を決めるのに1年以上の月日を費やしたといいます。
これが、芸術家の芸術家たる所以。。
クラーべの作品を際立たせる建築家もまた、芸術を深く理解する一人の芸術家だと思いました。

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