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インテリアデザインアトリエ「MUSE DECOR(ミューズデコール)」のブログです。
 

気持ちを新たに

久々の、そして、今年最初の更新となりました。
早くも2月半ば。去年はお寺の井戸をデザインしたり、
幼稚園の内装を手がけたり、私の大好きな北欧の暮らしを
再現する素敵なおうちを長野県のお施主さんとつくったり、
楽しいことが盛りだくさんの1年間でした。



今年はどんなお仕事が待っているのかな。。
すでに住宅展示場のプロジェクトはいくつか動いていますが、
どれも、素敵な空間になるよう、様々な分野の方々と知恵を
出し合っています。


さて、今年に入って、ミューズデコールのWEBサイトの「GALLERY」
施工写真を追加しました。

ぜひ、覗いてみてください。 →こちらです。

住宅展示場の写真を中心に、個人のお宅のトータルコーディネートやオリジナル家具をデザインして造作したものなどもアップしています。


なかなか写真を整理する時間が取れず、今回は、大雑把にカテゴリー分けし、ランダムに流れていくようなページです。

本当は、一つ一つの写真に説明をつけたいくらい、どれも、思い入れがあって、ソファのカバーの張替え一つ取っても、お施主さんが最初にソファを購入したいきさつや、家族の成長と共に変化していく住まいの歴史について伺うと、私自身、そのソファに強い愛着が湧いてくるから不思議です。
そして現在の家族のライフスタイルに合わせて、張り地を選んでいきます。

私にお仕事をご依頼くださる方は、みなさん、素晴らしい家具をすでにお持ちです。
それぞれに思い出もありますし、なるべく大切に使い続けて欲しいと思っています。

なので、ソファなどは、ときどき「お召し替え」していくといいですね。


ソファ張替え前
BEFORE



ソファ張替え後
AFTER


ソファフレームはETHAN ALLEN(イーセン・アレン)のもの。

私も大好きなアメリカの家具メーカーですが、日本の住まいにはやや大きめ。
現在は大塚家具で取り扱いをしています。

私が結婚後、最初に住んだ家で、ETHAN ALLENのベッドやダイニングテーブル、チェスト、コンソールなど使っていました。


このソファの持ち主は、新居を建てた際、ご夫婦でいろいろな家具ショップを見て歩き、このデザインと出逢って、テーブルやキュリオケースなど揃えて購入したのだとか。

張り地が変わって、だいぶイメージが変わりました。
シンプルな生成りの張り地ですが、麻とシルクが入ったイタリアの生地でテクスチャーは最高です。


中のクッションがだいぶヘタっていたので、すべて作り直して、座り心地も抜群に。


こうやって、一つのものを大切に使い続ける文化を、しっかりと持ち続けたいと思います。


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3月11日

東日本大震災から、丸3年が経ちました。
東京にいる私でも、あの日のこと、それから長く続いた不安な日々は生涯記憶に残ると思います。


被災者はおよそ13万人。
その中には、親を失った震災遺児が1500人以上もいるのだそうです。


あの頃、2歳だった娘が、今は5才になっています。
この3年を思い返しても、子供にとっては心身ともに大きく成長する時期。



自分ではまだ何をすることもできない非力な子供たちが、親をなくし、どのような気持ちで毎日を過ごしているのか、考えるだけで胸がつまります。



子供によって状況もまったく違うのでしょうけれど、物質的、経済的な支援はもちろん、心のケアをすることで、少しでも悲しみから解放され、前向きに生きていけるといいなと思います。



娘を見ていると、子供はある程度成長しないと、悲しみや、自分が傷ついた、ということを自覚することができず、まして、それを言葉や態度で表現することは、子供にとって非常に高度で難しいと感じます。



大人から見ていると、悲しんでいないように、大丈夫なように見えてしまうけれど、心の方では、それがなかなか処理しきれず、残り続けてしまう。ゆっくりと時間をかけて、こちらから働きかけて初めて、子供が本当に思っていることを、どうにか表現してくれる、そんなことが、娘と私の間にも、何度かありました。



突然親を失ったことが、子供達の心の成長に、どのように作用していくのかは、計り知れません。
その子に関わるまわりの大人が、注意深く見守っていく、それしかないのだと思います。



震災だけでなく、事故や病気で親を亡くした子供たちが、皆すくすくと育ちますように。



5才の子を持つ母親の切なる願いです。






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さくら

3月末というと、卒業式や卒園式、修了式など
お別れのシーズン。



娘も無事に1年間、園児ライフを満喫したようです。

大きなケガや病気もなく、楽しい毎日を過ごせて
ホッとひといき。



世の中は春休みだけれど、働くママを持つ子には、
あまり関係ないかもしれません。。


そんな娘のまわりのママも、みんなお仕事を持っているので、
園児ライフは淡々と続きます。


それでも、お友達とお花見に行ったり、ごはんを食べに行ったり、
今度、プリキュアの映画を見に行く約束をしたり、なんとなく
「春休み」を楽しんでいます。


通園の道すがら、さくらの花びらを集めるだけでも、
子供達にとってはウレシイ春のアクティビティ。


この分だと、入学式や入園式まで桜の花がもたないのでは、と
思うくらい満開ですが、あと少し、がんばって咲きつづけてほしいです。









sakura





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新しい命

弟の家に家族が増えました。


とってもとっても可愛い男の子。

目の中に入れても痛くない存在が、またひとり増えました。



娘にとっては始めての男の子のいとこです。
しばらく手を握ったり、ほっぺを触ったりしていましたが、眠っているだけの赤ちゃんより、いとこのお姉ちゃんと遊ぶ方が楽しいらしく、感動の対面は、あっという間に終了・・・。



自分でも呆れるくらい「おばバカ」ですが、ホントに可愛くて、将来は間違いなくイケメンだと思います。
あ、でも、生まれたばかりなので、まだしわくちゃ。
どこがイケメン??と、つっこまれること間違いないので、写真の掲載は遠慮しておきます。。。




ところで、先日タクシーに乗ったとき、こんなパンフレットを見かけました。


陣痛タクシー



陣痛タクシー。

事前に出産予定日や病院の住所を登録しておくと、陣痛が起きたとき、慌てずスムーズに病院にいけるというもの。

たしかに初めて出産する人にとっては、陣痛がどんなものかも分からないし、不安でいっぱいだと思うので、こういうサービスがあったら気持ちに余裕が生まれますね。


ちなみに弟のお嫁さんは、陣痛が始まってから、お姉ちゃん(長女)の学校のしたくをして、朝ごはんを食べてから一緒に歩いて病院に行ったそうです。

病院は徒歩5分のところとは言え、二人目になると余裕の出産です。


二人目の出産は上の子の学校があって、里帰りができないケースが多いようですが、そんなときにも陣痛タクシーがあると安心かも。。



出産や子育てが安心してできる環境が、もっともっと整っていくといいですね。




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七夕のお願い

今日は七夕ですね。

娘が笹の葉につける短冊をつくりました。
折り紙を切ってのりで貼って、クレヨンで色をつけて、、、

お願い事は、先生が書いてくださいました。


娘のお願い事。。

たしか去年は「キティになりたい」と書いてあったっけ。。



今年は、なんて書いたんだろうと覗き込むと、





七夕



「ママと同じお仕事がしたい」






これまでも、ときどき、娘が
「大きくなったらインテリアデザイナーになる!!」
と言っているのを聞いて、嬉しい気持ちの反面、まだきっと「インテリアデザイナー」の意味が分かってないんだろうな~、と思っていました。


でも、こうして七夕の短冊に書かれると、感無量です。



他のお友達の短冊を見ると、

「プリキュアになりたい」「ゴーカイジャーになりたい」「アンパンマンに会いたい」「アイスが食べたい」
と、子供らしいお願いが目に付きます。。



3~4才の子が考えるお願い事ですから。。。
娘は、かなり大人びた子供です。



思えば、娘が生まれてから、本当に必死に仕事をしてきました。

待機児童が多く、保育園に入れたのは娘が1才10ヶ月のときでしたから、それまでは、家で子供を世話しながら仕事をして、打ち合せなどが入ると、祖父母や保育園の一時保育を利用していました。
娘を預けられず、現場に連れて行くことも度々。。


仕事もプライベートもONもOFFもない生活。


娘は生まれたときから三角スケールをおもちゃにし、マテリアルのサンプルで遊び、図面にコピックでいたづら描きをしていました。
現場の職人さんにも可愛がってもらって、娘はそんな環境でたくましく育っています。


私の仕事の楽しさが、娘にも少し分かったのかな、と嬉しくなりました。





来年の短冊には、ぜんぜん違うお願い事が書かれるかもしれません。子供の気持ちは変わりやすいですから。。


娘が何を目指したとしても、こころから応援したいです。




娘が、ママもお願い事を書いて、と白紙の短冊を持ってきました。


何を書いたか・・・
内緒にしておきます。


いつか、叶いますように。。。





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● 千葉 聖美
千葉 聖美
インテリアデザインアトリエ「MUSE DECOR(ミューズデコール)」主宰。
ロンドンのChelsea college of Art&DesignでインテリアデザインのDiplomaを取得。
 
→MUSE DECOR(ミューズデコール)のHP